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居酒屋運営のゲイト、農業と漁業に本格参入

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東京都内を中心に居酒屋くろきん・かざくらなど16店舗を運営する株式会社ゲイト(本社:東京都墨 田区、代表取締役 CEO 五月女圭一)は、この度、三重県熊野市にて、後継者不在で廃業予定であった水産加工場(現屋号:ふじかど)の事業継承を受け、水産部門を設立した。

また野菜づくりに関する研究拠点として「山梨石和ラボ」を山梨県笛吹市に設立し、これによりゲイトは、農業と漁業の生産から加工・流通販売までの一次産業と二次産業に本格参入することで、六次産業化の実現を目指す。

これに伴い「農地所有適格法人(※)」株式会社ゲイトとして登記が完了した。
(※)農地所有適格法人:法人として農業を行う農業法人のうち、特に農地の権利取得(買う・借りる)を行うことができる 法人のこと。

第一弾として、自社店舗での六次産業化メニュー提供により、今後顧客へ「安心・安全」のバリュー還元を加速し、サステナブル(持続可能)な社会の実現を目指していく。

具体的には、三重県熊野市の水産加工場で自社生産した生産物を活用した、サステナブルメニューの「鯛めし」や「干物」などを、12月1日より自社店舗の居酒屋の一部店舗にて提供を開始し、 来年1月より居酒屋くろきんとかざくらやカフェなどの自社飲食店舗の全16店舗にて提供予定。 また同日より、三重県熊野市の自社生産物を活用した製品が、三重県熊野市のふるさと納税の返礼品としても採用されることが決定。この取り組みを通じて、さらに地方創生に取り組んでいく予定。

■背景
産業構造が多様化する中で、食が消費者に届くまでの流通過程は非常に複雑化している。その 結果、食品仕様の偽装問題が常態的に発生し、食品の価格は高騰し続け、この状況が続くことで、 今後は消費者が安心・安全に適正な価格で食品を手にいれることがさらに厳しくなることが予想される。このような背景を踏まえ、ゲイトは一次産業と二次産業に本格参入し、六次産業化を実現することで、農業と漁業に関わる人たちが持続的に生産活動に取り組むことができる社会の実現を目指すに至った。