日本空港ビルデングが保有するコスモ企業の株式99.9%のうち、20%相当をLSG社に譲渡する。
コスモ企業は、1952年の創業以来、国内で数少ない非航空会社系列の独立したケータリング事業者として、日本の首都圏の羽田・成田両空港において、航空会社に機内食を供給し、これまでにシンガポール航空の機内食部門で社長賞を獲得するなど世界の航空会社より高い評価を得ている。
一方、LSGグループは、各国の航空会社で形成するアライアンスグループ 『スターアライアンス』の中心的存在であるドイツのルフトハンザ航空系列のケータリング事業者として、世界的に事業を展開している。
コスモ企業は、ケータリング事業を取り巻く激しい環境変化に柔軟に対応すべく、企業体質の強化が必要と考え、昨年LSG社と『技術援助契約』を締結し、コスト削減を中心とした事業改革を進めている。
そして今回、両社の一層の協力関係を構築することにより、企業価値の更なる向上を実現することを目的として、資本業務提携契約するに至ったとしている。
コスモ企業は、より確固たる事業体制を築くべく一層の努力を重ね、世界の航空会社に上質な製品を供給し、首都圏空港の更なる拡張に伴い増加する航空旅客にも快適な機内サービスの提供を目指す。