農業ベンチャーのベジタリアは、携帯電話サービスを提供するNTTドコモ【9437】と、両者の事業拡大のため資本業務提携を締結したと発表した。また、ドコモに対して第三者割当による新株式の発行を行ったことも併せて発表した。ベジタリアは、最新の植物科学とテクノロジーを駆使して、農業生産の「次世代の緑の革命」を目指すとともに、生産、流通、物流、消費といったサプライチェーンをリデザインすることによって、持続可能な環境と健康社会の実現に向けて、農業とITの融合により農業の生産性や品質向上につながるソリューションを提供している。ベジタリアとドコモは、水田センサおよび同センサと連動したクラウド型水田管理システムの実証、および全国36道府県の農業普及組織と連携した実証を通じて商用化に向けた検証を行い、2016年4月に水田センサ「PaddyWatch(パディウォッチ)」の全国サービス提供を開始するなど、農業分野におけるさまざまな取り組みを行ってきた。今回の本資本業務提携により、ベジタリアが保有する農業IoT・AI・ビッグデータ活用の分野および植物科学・植物医科学の分野に関する先駆者としての実績・知見・人的ネットワークと、ドコモが保有するモバイル通信・端末における事業展開の経験・ノウハウおよび IoTに関連する最先端の通信技術ならびに各種製品・サービスの販売ネットワークを、相互に活用することにより、今後両者の企業価値の最大化を図るもの。 以上M&Aタイムスより