神明ホールディングは、コメックスの株式を既存株主である伊藤忠食糧より取得し、子会社化すると発表した。1902年創業の神明グループは、精米の卸売販売を行っている老舗である。また、コメックスは、1991年2月に関西NO.1の米飯加工センターを目指して伊藤忠商事が設立し、スーパーマーケットに寿司やおにぎりといった米飯供給を行う会社で業界有数の供給体制を確立している。今回、神明グループは、コメックスの強みである炊飯・加工に目を向け、今後は精米販売にこだわらず付加価値をプラスした米飯販売の強化を進めるという。神明グループは、コメックスの持つ技術や顧客基盤をグループに取りこむことでさらなる収益の窓口を広げる狙いだ。