この度の総額25億円の当座貸越契約またはコミットメントライン契約の締結は、将来の機動的な資金ニーズへの対応を図り、財務基盤をより強固なものとするためのもの。エボラブルアジアは平成28年3月31日の上場による資金調達や過去の利益の蓄積により、財務基盤を強化しており、自己資本比率は28年9月期で47.0%となっている。このたび、銀行からの資金調達余力を確保したことで、より財務基盤を強化し、将来の戦略的な資金の投下に備えていく。
■約50億円の投資余力について、想定している資金の使途
現在の当社純資産約25億円と今回の当座貸越契約(ないしコミットメントライン契約)を併せて投資余力は約50億円となる。
現時点では具体化していないが、以下のような使途に用いることにより、さらなる企業価値の向上につとめていくとしている。
① 既存事業とシナジーのある会社のM&A 特に目標としている取扱高1000億円を目指し、戦略的な大型M&Aの実施を検討。
② 平成28年11月14日に発表したエアトリ等、オンライン旅行事業に関わるブランド認知や顧客獲得を目的とした広告宣伝(マス広告を含む)
③ オンライン旅行事業の自社運営サイトに関わるシステム投資
■銀行との業務提携の検討
従来、ビジネストラベルマネジメント(BTM)事業やITオフショア開発事業等において、銀行はエボラブルアジアの法人顧客の獲得ルートとして有力な一つとなっており、今後は銀行の持つ法人ネットワークからの顧客紹介をより拡充することを目的にした業務提携を視野に入れて検討をしている。