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PeachとJIG-SAW、日本初のエッジコンピューティング基盤を用いた実証実験を開始

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Peach Aviation 株式会社(代表取締役CEO:井上 慎一、以下:Peach)とJIG-SAW株式会社(代表取締役:山川 真考、以下:JIG-SAW)は、Peachの機密情報などを含む保有データを、よりセキュリティ性の高い環境で管理することを目的に、分散型エッジコンピューティング基盤とAIを活用したデータ管理の実証実験を、今春から半年(2017年4月頃~10月頃までを予定)を目途に開始すると発表した。

本実証実験は、JIG-SAWの提供するAIを実装したエッジコンピューティング基盤にPeachが保有するデータの一部を送り、実用化に向けた安全性と利便性を検証する。AIを活用したエッジコンピューティング基盤内でデータ管理を行うことで、保有データをインターネット網に出さずに閉域ネットワーク内で分散高速処理および分散管理することが可能となり、機密情報の漏えいなどの情報セキュリティリスクが大幅に軽減されることとなる。なお、エッジコンピューティング基盤を用いた、本実証実験は日本で初めての試み*2となる。

近年、様々なシステムやIoT(Internet of Things)デバイスなどから得られる、機密情報を有するビッグデータの活用が一般的になる一方で、サイバー攻撃を受けるなどの情報セキュリティリスクが増大しており、データ管理に対して高い安全性を求める声が高まっている。航空会社として、機密情報を含むデータ管理品質を高いレベルで求められるPeachと、エッジコンピューティング基盤の新たな活用法を検証するJIG-SAWが、本実証実験を通じて、最高峰のセキュリティ水準が担保された最先端のデータ管理基盤の構築を目指す。
なお、本実証実験に用いるエッジコンピューティング基盤は、NTT西日本グループとJIG-SAWの技術協力のもと提供される。

*1 インターネット網へ出ることなく、ユーザーから近い位置でデータ処理ができる次世代の情報基盤
リアルタイムデータ処理(超低遅延)に加え、セキュリティの観点から、データ発信元から近いところ
(データを出来るだけ動かさない)で、かつ閉域環境内でのデータ処理が実現できる基盤
*2 自社調べ