1. TOP>
  2. ベンチャーニュース
  3. 東大発ベンチャーのアクセルスペース 低価格の衛生打上サービスを開始

東大発ベンチャーのアクセルスペース低価格の衛生打上サービスを開始

  • feedy

東京大発ベンチャーの(株)アクセルスペース(本社:千代田区、代表取締役社長:中村友哉)は超小型の衛星を50基打ち上げ、気象や画像データを提供するサービスを始める。50基が周回することで地球上の大半の地点を観測できるようになり、気象や地形のデータを随時まとめて把握できるようになる。打ち上げ費用も引き下げ、データを割安に活用できる可能性が広がりそうだ。
アクセルスペースが世界に先駆けて開発したという光学式の超小型衛星は重さ60キログラム、大きさ50センチメートル四方。コストは大手メーカーの衛星に比べて5分の1~10分の1の10億円以下と劇的に下げることに成功した。汎用部品の活用や性能試験の簡略化、電子部品の実装を自動にして小型化を実現した。

この格安衛星を2017年をメドに、まず3基打ち上げる。18年以降、年10基ずつ打ち上げ、最終的に50基体制で運用する計画だ。投資額は総額200億円。

衛星は地球上の高度500キロ~800キロの低軌道を周回する。内蔵したカメラで地球上を撮影し、画像や動画を地球の基地局に送る。雲や海氷の動きなど気象データ、都市やインフラ開発に使う地形データなど官公庁や民間企業の利用を見込んでいる。