アクセルスペースが世界に先駆けて開発したという光学式の超小型衛星は重さ60キログラム、大きさ50センチメートル四方。コストは大手メーカーの衛星に比べて5分の1~10分の1の10億円以下と劇的に下げることに成功した。汎用部品の活用や性能試験の簡略化、電子部品の実装を自動にして小型化を実現した。
この格安衛星を2017年をメドに、まず3基打ち上げる。18年以降、年10基ずつ打ち上げ、最終的に50基体制で運用する計画だ。投資額は総額200億円。
衛星は地球上の高度500キロ~800キロの低軌道を周回する。内蔵したカメラで地球上を撮影し、画像や動画を地球の基地局に送る。雲や海氷の動きなど気象データ、都市やインフラ開発に使う地形データなど官公庁や民間企業の利用を見込んでいる。