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日本漢字能力検定協会、「リアル脱出ゲーム」SCRAP社と共同開発中の新教材を使ったモデル授業を実施

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公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三)は、現在小学校向け”能動的学修教材”「不思議な漢字洞窟からの脱出」を株式会社SCRAPと共同開発している。今回9月25日に、開発中の新教材を使用したモデル授業を近畿大学附属小学校にて開催することを発表した。

近年、”能動的学修”が小学校の教育現場にも必要とされるようになったが、具体的にどうすればいいか悩む学校や先生は少なくない。「日本漢字能力検定(以下、漢検)」の開催や「今年の漢字(R)」などの活動を通して、日本語・漢字の普及啓発活動を行ってきた同協会は、そのような学校や先生を支援する目的で、今回“楽しみながら漢字を学べる”教材を制作している。

小学校の授業で使うことを想定し、小学校学習指導要領に沿って構成している。「国語」と「総合学習」のいずれの授業にも対応できるよう設計されており、子どもたちの漢字能力を伸ばすだけでなく、仲間と協働する力や課題解決力、情報分析力などを育てることができる。子どもたちに漢字を学ぶ楽しさを体感してもらえるよう、教材の開発は同協会監修のもと、「リアル脱出ゲーム」の火付け役で知られる株式会社SCRAPと共同で行っている。

2017年7月に実施した試作品の事前体験会では、子どもを夢中にさせるストーリーやゲーム、チーム一丸となって挑戦できる内容を、教員・小学生それぞれから高く評価されている。今回、その試作品を用いた開発最終段階のモデル授業を、問題解決学習として”能動的学修”に取り組み、全校児童が「漢検」の受検をしている近畿大学附属小学校で開催し、報道関係者にも公開する。”能動的学修”と漢字教育の両方に注力している同校でのモデル授業を行うことで、開発最終段階での有益な知見を得られることを期待している。