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マクロミル、脳波など生体情報活用マーケティング強化を目的にセンタンを子会社化

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マーケティング調査大手のマクロミル【3978】は、脳波を含む生体情報を活用したマーケティング・リサーチ事業への取り組みを強化するにあたり、脳科学・認知神経科学の知見に基づいたマーケティング・コンサルティング・サービスを展開しているセンタンの株式の41%を取得し、子会社化すると発表した。

マクロミルは、これまでオンライン・マーケティング・リサーチ事業を主軸としながら、多様化する顧客ニーズに対応すべく、的確な消費者インサイトを抽出するインタビュー調査の提供、消費者の購買履歴や意識に係るビッグデータを活用したデータベース・ソリューションの提供、クロスメディアの広告効果測定やソーシャルメディア・各種ログデータの分析などを含むデジタル・マーケティング事業の展開など、顧客のより良いビジネスの意思決定を支援する為に、マーケティング・リサーチおよびデジタル・マーケティングに係る各種サービスの拡充に取り組んできている。

一方、センタン社は、本邦における脳波分析を活用したニューロ・マーケティング分野におけるパイオニア的存在であり、脳波を含む生体情報を活用した顧客の商品開発や広告効果測定における豊富な実績とノウハウを有し、消費者の無意識での生体反応を取得・解析することで、より深い消費者インサイトを獲得することのできるサービスを提供している。

両社は、2017年1月30日付で業務・資本提携を行うことを発表し、同年2月1日付で同社持分の10%相当を取得した上で、脳波を含む生体情報を活用したマーケティング・リサーチ事業への取り組みを共同で模索してきた。この10ヶ月超の取り組みを通じて両社は、共同でのソリューション提供と新規顧客事例の創出を実現するに至っている。

マクロミルは、この分野に大きな将来性を感じており、このたびセンタン社を子会社化することで、マクロミルがこれまで培ってきたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティングの両面に跨る幅広な経験・実績・顧客層と、センタン社が培ってきた生体情報(無意識反応)の取得・解析に係る豊富な実績とノウハウをかけ合わせ、これまで得られなかった消費者のより深いインサイト(深層心理)や意思決定プロセスに迫るマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティング・ソリューションの提供のより一層の強化を目指すことを目的に今回の子会社化に至った。