Liberawareは、ハードウェア・ソフトウェアのプロフェッショナルが集まり、産業分野に特化した小型ドローンの開発を行う会社として2016年に創業した。小型産業用ドローンは、これまで人の手によって行われていた狭所空間の点検業務における工数の削減や作業者の精神的負担を軽減する、といった効果が期待されている。特に床下や天井裏・配管路など、従来型ドローンの位置特定に必要なGPS(衛星測位システム)が取得できない場所での活用に対するニーズは高く、効果的なソリューションが求められている。同社ではそうしたニーズに応えるため、非GPS環境に対応した小型ドローンの開発に着手し、自己位置推定を可能にするSLAM 技術と、ロバスト性に優れた小型ドローンの開発に成功した。この小型産業用ドローンを活用することで狭所空間でのインフラ点検の実現が可能となる。