ANSeeNは「目に見えないものの可視化」をビジョンに掲げる静岡大学発のベンチャー企業である。1895年にレントゲンにより発見された物体を透過する未知の光は、未知を意味する「X線」と呼ばれている。現在では、物体を破壊せずに内部を知ることができる特徴から、特に医療用途、胸部X線撮影などで身近な存在となっているが、X線の特性は未だ十分に発揮されていない。ANSeeNは、そのX線の特性を存分に引き出し、「目に見えないものを可視化することで人々の不安を解消する」ことに挑戦し、X線の最小単位であるフォトン(光子)1つを捉える究極のイメージング(フォトンカウンティング)を可能とする、大画面X線FPDの量産化を目指す。