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JR東日本スタートアップ、ケーブルレスWi-FiのPicoCELAと資本業務提携

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JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:柴田 裕)と、ケーブルレスでのWi-Fi整備を実現する無線マルチホップ技術を持つPicoCELA株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川浩)は、JR東日本の持つ駅や関連施設で広域通信網を整備し、利便性を高めることを目的に、資本業務提携することを発表した。

PicoCELAはJR東日本スタートアッププログラム2018の「アクセラレーションコース」の採択企業で、11月29日(木)に行われた発表会において、総合グランプリ「スタートアップ大賞」を受賞した。

山間部などJR東日本の施設には、通信環境の整備が難しい場所も多く、スマートフォンの利用が広く普及し、インバウンドの顧客が増えている中で、いかにWi-Fi網を構築するかが、課題となっている。

こうした中、PicoCELAの技術を活用することで、LANケーブルの配線量を大幅に削減するとともに、Wi-Fi親機のクラウド管理機能を使ったユーザーの行動分析が可能になる。

JR東日本グループでは、こうした広域通信網の整備を実現できるソリューションに親和性を感じるとともに、同社の技術が数多くの施設での導入実績があることを踏まえ、今回の資本業務提携へと至った。

今後は、広域通信網の整備に向け新潟県のガーラ湯沢スキー場と、青森県青森市の八甲田山の2ヶ所で実証実験を実施する。
またWi-Fi親機で収集した情報の活用などの幅広い事業展開を検討している。