九州ナノテック光学は、これまで国や大分県からの支援を受け、リバースモードフィルムの量産化技術をはじめとするさまざまな液晶調光フィルムの研究開発を行ってきた。九州ナノテック光学は他社にない機能として、液晶調合から製造に至るまでの研究・開発リソースを保有しており、顧客のニーズに合わせた液晶材料の開発および構成材料の選定を行っている。今後さらなる機能向上や用途開発を推進することで、自動車、新幹線などの輸送機器、建築用途など、調光市場への展開を目指している。豊田通商は、自動車の活用の変化に伴う需要を鑑み、豊田通商の持つ自動車部品に関するノウハウや量産体制の構築を支援するだけではなく、デジタルサイネージなどのディスプレイ関連分野への応用や、新たな活用方法の開拓を行い、本フィルムの社会実装を目指していく。