APB株式会社は、バイポーラ型リチウムイオン電池の権威である慶應義塾大学堀江教授と、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)により、新型リチウムイオン電池の実用化を目指して2018年10月に設立された。尚、新型リチウムイオン電池を共同開発してきた三洋化成工業株式会社が、2019年2月28日にAPB株式会社と資本業務提携を発表している。この新型電池には負極材料としてハードカーボンが必要不可欠であり、JFEケミカルはハードカーボンの主要メーカーとして、APB株式会社から供給要請を受けていたが、APB株式会社の発展がハードカーボンの拡販につながるとの認識から、今回の出資に至った。今後は、新型電池の開発、製造に関してもサポートしていく。