しかし、米国と比べて、日本は科学技術研究の成果を事業として成長させていくための支援体制がまだ不十分であり、日本における技術者や研究者のポテンシャルに対して、事業としての成功事例の質量が見合っていないと考えている。
そのような環境の中、独立系ベンチャーキャピタルであるepiST Venturesは「産学連携とオープンイノベーションで日本の科学技術を振興する」をミッションとするepiST株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:上村 崇、以下「epiST」)の子会社として設立された。
epiST Venturesは、全国の大学とのネットワークから優秀な技術者や研究者が立ち上げるベンチャーに対していち早くアプローチし、顧客企業やCxOクラスの人材の紹介などで投資先の事業および組織の垂直立ち上げを支援する。
また、epiST Venturesは産学連携支援で接点のある企業や大学と、投資先との共同研究、人材交流、事業連携によって投資先のバリューアップを行い、ファンドとしてのパフォーマンスを発揮するとともに、日本の科学技術振興のエコシステムのさらなる充実に貢献すると言う。
■epiST Ventures 1号ファンドの出資者について
以下のファンド出資者からの出資約束をもって2019年10月にepiST Ventures1号ファンドを組成した。
また、協議を進めている他の事業会社および金融機関からの出資をもって、10億円以上のファンド規模を目指す。
■epiST Ventures1号ファンド投資方針
主に、人工知能(AI)、データサイエンス、IoT、ロボティクスといった注力テーマにおける大学発ベンチャーおよび技術者ベンチャーを投資ターゲットとしている。
創業前からの支援を含めた主にシード/アーリーステージのベンチャーに対して、基本的に5,000万円以内のロットでの投資を実施すると言う(状況に応じてフォローオン投資も実施)。