SBI証券は島根銀行とのM&A業務に係る業務提携を発表

1．業務提携の背景

2025年にリタイア適齢期を迎える中小企業経営者は245万人、そのうち約5割の127万人が後継者未定とも言われ、昨今大きな社会問題となっている。同社は、この事業承継問題をM&Aの観点から解決すべく、昨年7月に地方事業承継室を創設し、全国の事業承継問題に対して専門的かつ高品質なサービスを提供してきた。

本年9月、同社の親会社であるSBIホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：北尾吉孝）は島根銀行と資本業務提携を行い、長期的な観点から島根銀行の収益力強化とそれに伴う企業価値向上への取組みを開始。SBIグループの幅広い経営資源を活用し、島根銀行の法人のお客さまを支援するとともに、同行のビジネス拡大を推進するなかで、このたび当社でもM&A分野において提携することとなった。

同社は、島根銀行を通じて同行の法人のお客さまに、事業承継・M&A支援に関し専門的かつ高品質なサービスの提供を行い、島根銀行とともに地方創生に貢献することを目指していくと言う。

2．業務提携の内容

今回の業務提携により、同社は、島根銀行に事業承継・M&A支援業務を提供し、同行の特に法人のお客さま向けのサービスの向上を図るとともに、山陰地区の法人のお客さまに対する事業承継・M&A支援体制の強化が可能となる。