本覚書の目的本覚書にもとづき、3社はナイジェリア国内の約34の非電化地域にあるコミュニティにリトル・サンのソーラーランプを無料で配布する。ナイジェリアの農村人口のわずか41%しか電力を利用できていないという現状を踏まえ、このMoUは、アート、再生可能エネルギー、気候変動対策施策を組み合わせることで、実施する意義をベースとしたコラボレーションを実現することを目指している。本覚書の内容本覚書は、ビジネスを超えた取り組みを進めるためのものである。リトル・サンと自然電力は携帯型ソーラーランプの購入と供給を行い、CESEL(セシル)はその販売と流通を担う。自然電力は、販売で得られる利益を活用して継続的にランプを購入し、非電化地域にあるコミュニティへのランプの導入を進めていく。この取り組みの中心となる3社は、リトル・サンの創設者であるオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)氏の考えに深く感銘を受け、賛同し、今回の覚書締結に至ったと言う。自然電力は、グループとしてこれまで日本国内で約 1 ギガワット分の自然エネルギー発電事業に携わり、 今後は「青い地球を未来につなぐ」という理念のもと、グローバルな事業展開を図っていく。サハラ以 南のアフリカは電化率がわずか 44%に留まっており、自然電力のグローバル展開戦略において重要な市 場の一つである。自然電力は、エネルギーを通じて人々の生活を変えるだけでなく、信頼できるクリーンエネ ルギーを提供し、自然エネルギー100%の未来の発展に貢献することを目指している。