メカトロニクス製品製造の安川電機【6506】は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)の技術移転ベンチャーであるロボティック・バイオロジー・インスティテュート(以下「RBI社」)に資本参加したと発表した。安川電機では、ロボット市場の拡大を狙い、今後成長が見込まれるバイオメディカル分野へのロボット適用の取組みを行っている。取組みの一環として、これまで自動化が難しかったバイオメディカル分野における実験作業の自動化を産総研創薬分子プロファイリング研究センターと共同で進めてきた。今回、同技術の本格的な事業化のためRBI社が設立されたことを受け、同社に国立研究開発法人科学技術振興機構と共同で資本参加したもの。今後は技術協力も強化、同社を中心とした創薬分野における研究・開発者とロボット技術者のオープンイノベーションにより、この分野に最適なロボットシステムを実現し、ロボット新市場の創出に取り組む考え。