2010年10月より訪日旅行事業に参入したフリープラスは、約7年の間で31カ国550社の取引先からの訪日外国人旅行者を受け入れている。日本へのビザ緩和および就航便の増加に伴い訪日外客数は増加しており、フリープラスが受け入れる訪日外国人旅行者数も拡大している。一方で、日本を訪れたことのない人々も世界に多く、時間的もしくは経済的な問題から諦めざるを得ない状況の方々もいるのが実情となる。また、訪日旅行を検討はしているもののインターネットやSNSからの情報だけでは具体的なイメージがつき難く、観光地の魅力的な情報が届いていない場合もある。また、昨今VR(Virtual Reality)技術が注目を浴び、多くの人に認知されつつあり、コンピューターによって仮想空間を作り出し、ゴーグルなどを利用することで擬似体験が可能となる。設立以来VR体験のトータルプロデュース事業に取り組んできた同社は、コンテンツ制作力および開発力の向上に取り組みつつ、VRコンテンツを用いたサービス構築を模索してきた。今回、訪日旅行への知見や海外旅行会社とのネットワークのあるフリープラスと、VR体験プロデュースのノウハウを蓄積してきた同社がタッグを組み、VR旅行の企画・制作・販売を一貫して展開する新規事業を開始する。業務提携後は、日本各地の観光スポットをVR化し、擬似体験できるVR旅行の商品化を進めて行く。