昨今、動画配信サービスやSNSなど新たなメディアが普及したことで、エンタテインメントにおける消費スタイルは多様化し続けてきた。また、デバイスやツールの高機能化や、インフラの整備により、コンテンツの制作及び発信のハードルは下がり続けている。毎日無数のコンテンツが登場する中で、消費サイクルが短くなり、即時性のあるコンテンツ提供が求められてきている。そのような環境のもと、ATSとXVIは、昨年9月より、従来よりも短期間・小人数・低コストのアニメ制作を確立すべく、「AniCast Maker」の研究を行うプロジェクト「AniCast Lab.(読み:アニキャスト ラボ)」に取り組んできた。「AniCast Maker」により、誰でも素早く簡単にアニメを制作できるようになり、例えば動画配信サービスやSNS上で毎日「短編アニメを配信する」ことも可能になる。ATSとXVIは、今後「AniCast Maker」を、コミックや小説などをアニメ化する際の1つの手法として提供すべく、その商用化を進めていく。また、今回設立する合弁会社が、「AniCast Maker」に関する特許管理を戦略的に行うことで、「AniCast Maker」の商用化に向けたプロジェクトをより一層加速させていくと言う。