ルクセンブルクはブロックチェーン上で発行された証券に法的な枠組みを制定

ルクセンブルクはブロックチェーン上で発行された証券に法的な枠組みを制定

7363法は、金融市場に携わる人々に、ブロックチェーン技術を用いた証券発行に関する確立された方を提供するために制定される。

「この法律は投資家に安心感を与え、仲介を取り除くことでより効果的な証券の取引を行えるようにするものだ」と議会は述べた。

EU加盟国であるルクセンブルクは、2001年に可決された証券法の改正により、2013年4月に「電子化された証券」を合法的に発行することを可能にする法案を可決した。

近年の技術発展を考慮して、同会議は以下のように述べた。

この新しい法案は、「分散元帳技術、特にブロックチェーン技術などの」安全な電子登録を使用した有価証券の登録と分配も含む2001年法をさらに修正したものだ。

具体的には、この改正は法律に第18a条を追加している。

「口座管理者は、有価証券口座を保有し、分散型電子登録またはデータベースを含む安全な電子登録装置内を通して、またはその範囲内で有価証券口座に有価証券の登録を行うことができる。 

そのような安全な電子登録装置に記録された連続的な取引は、証券口座間の振替と同様に考えられる。

安全な電子登録された機器内において、証券口座を保持すること、またはそのような安全な電子記録装置を介した証券口座への証券の登録は、証券の代替性に影響を及ぼさない。

まだ承認されていないこの項目は、ブロックチェーン証券がその法案の下での伝統的証券と同じ地位を有することを示している。

ブロックチェーンで発行される証券に関して、以下のようにいうことができる。

「現在、もっとも簡単な方法はトークンのコンセプトを用いること…技術的な観点から言えば、電子化された証券であるが、法的な観点から見れば従来の電子化された証券と変わらぬ権利を保持する」。

参照元：Coindesk

記事執筆
塚田愼一