ジブラルタル証券取引所(GSX)がセキュリティトークンの上場を認可

ジブラルタル証券取引所(GSX)は現在、金融会社が自社のGSXグローバルマーケットプラットフォームにブロックチェーンベースの証券を上場することを許可している。
ジブラルタル証券取引所(GSX)がセキュリティトークンの上場を認可
このニュースは今週の火曜日に発表された。ジブラルタル金融サービス委員会(GFSC)が提供する既存の規制の枠組みが、所有者を記録する意味で発行者によるブロックチェーン、もしくは分散型台帳技術(DLT)の使用をカバーするとしている。
結果として、金融会社は、社債および転換社債、資産担保証券およびデリバティブ証券、ならびにオープンエンドおよびクローズドエンドの資金をデジタルまたはトークン化された形式で上場できるようになった。
ブロックチェーンを活用して資本市場を民主化する
GSXグループの創設者でありGSXのCEOであるNick Cowanは次のように述べている。
「我々は、ブロックチェーンを活用して流動性プールを拡大し、流動性の低い資産をより利用しやすくし、資本市場をより民主化するための基盤を設定することを目指しています。」
GSXはまた、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスといった他国の企業もメンバーシップが可能になっていると発表。つまり、ほぼすべての国の金融会社がGSXのマーケットに参加できる。
セキュリティトークンのETFでの取扱も?
Gibraltar Stock Exchangeのブロックチェーン子会社であるGibraltar Blockchain Exchange(GBX)は、昨年11月にジブラルタル金融サービス委員会(GFSC)からライセンスを受けている。
今回の発表はデジタル債務証券と特定のトークン化されたファンドの上場のみをカバーしているが、Cowan氏は、ETFについても現在進行中であるとし、次のように付け加えている。
「ETFは、ジブラルタルにおける最大のファンド管理者の1つとしての当社の立場を考えると、GSXグループが特に関心を持っている商品であり、将来のETFの構成および発行を支援する準備があります。」
参照元:Coindesk
記事執筆
塚田愼一
