20 | 30のセキュリティトークン発行とロンドン証券取引所の説明300万ポンド相当の証券トークンが発行され、LSEのTurquoise株式取引サービスを通じて決済された。この取り組みは、Sandbox 4プログラムを通じて金融行動監視機構によって規制された史上初のセキュリティトークンの発行となっている。分散型台帳技術により発行、決済、取引に関して時間とコストの両方を大幅に削減することを可能にした。例えば、自動化された既存の様々な方法を通じて、取引を処理するための決済機関の必要性が排除される。20|30のトークンは合計で一年の間ロックアップされる。そして適格な銀行、ブローカー、専門商社で利用可能になるが、個人投資家は利用できない。20|30のCEOであるTomer Sofinzonはセキュリティトークンへの流れがもつポテンシャルについて力説している。「トークン化によって、既存の株式から、債券、財産、知的財産、美術など、あらゆる資産の価値が引き出されます。」ロンドンに本社を置く20 | 30は現在、自社製品であるTokenFactoryを開発し、他の企業が独自のエクイティに基づくのセキュリティトークンを発行できるようにする予定だ。セキュリティトークン実装の増加ビットコインが10年以上前から発行されているにもかかわらず、その基盤となる技術は動きはあるにしても、実際に金融業界で応用されるまでに至っていないのが現状だ。理由の一つとしては、規制が不明瞭なことが挙げられる。米国SEC(米国証券取引委員会)の議長であるJay Claytonによると、DLTを基盤としたデジタル資産の大部分が既存の証券法の対象となっている。そのようなガイダンスの結果、セキュリティトークン、すなわち、適用される国によっては、既存の証券法に準拠したデジタル資産が登場した。すでに、エクイティ、不動産、投資ファンド、さらには美術でさえも、法規制に準拠した方法でトークン化の恩恵を受けている。参照元:https://thetokenist.io/london-stock-exchange-completes-first-test-of-security-token-issuance/記事執筆塚田愼一