DSプロトコルは、セキュリティトークンを発行および管理する同社の中核的なコンプライアンスプラットフォームであり、tZEROなどの流通市場で使用される。オープンソース化によってセキュリティトークン市場をより発展させることを目的としている。
Securitize社はセキュリティートークンの発行を加速させるためにDSプロトコルをオープンソースにしたという。それではDSプロトコルとはどのようなものだろうか。
DSプロトコルとはSecuritize社が保有する、セキュリティトークンの発行コストを抑え、投資家保護やマネーロンダリングを防止する技術だ。ERC20規格で課題となっていたKYC/AMLの問題を解決するため、トークンの監視機能をつけてERC20を拡張したDSトークンを利用。DS Apps、DSサービスと共に証券として必要な様々な要件を満たすプロトコルである。
Securitizeの共同創設者兼CEOであるCarlos Domingo氏は、次のように述べている。
「ユーザーが複数の証券をトークン化して、現実世界のアプリケーションの中でDSプロトコルが動作した後に、私たちはDSプロトコルをオープンソースにすることを決定していました。」
「開発者がデジタル証券のための革新的なアプリケーションの作成を開始し、資本市場の将来を形作るために私たちと一緒に参加するための準備が、DSプロトコルにはできています。」
先週、SecuritizeがOverstockのブロックチェーン子会社によるセキュリティトークンのトークン化および取引プラットフォームであるtZEROと提携したことが公表さた。
tZERO社がSecuritize社のDSプロトコルを導入!セキュリティトークンの発行から取引に流動性をもたらす
tZEROは、昨年上場したSharesPost、OpenFinance、AirSwapに続いてSecuritizeにとって3番目の二次取引プラットフォームとなった。 Overstockの子会社であるtZEROにとっては、プラットフォームで取り扱われる外部トークンの最初のケースとなる。
参照元:
Securitize is open sourcing its core protocol to boost security token issuance
Securitize Open-Sources Its Protocol, Partners With tZERO Token Exchange
Introducing DS (Digital Securities) protocol: Securitize’s Digital Ownership Architecture for complete lifecycle management of security tokens
記事執筆
塚田愼一
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