東海東京フィナンシャルHDがシンガポールのデジタル証券取引所に約5億円の出資:アジアのSTO市場が加速

東海東京フィナンシャル・ホールディングスはシンガポールのデジタル証券取引所iSTOX社に約5億円の出資を行ったと日本経済新聞が報じた。
iSTOXはシンガポール取引所(SGX)によって準備されており、ICHXTech社によって運営されている。
同プラットフォームは不動産や社債といったデジタル証券の発行から管理、取引までワンストップで対応することを目指している。2020年上四半期の間にシンガポールの規制当局の認可のもと、ローンチ予定。
今回の出資により、東海東京フィナンシャル・ホールディングスは日本国内の投資家がデジタル証券を売買したり、日本企業がiSTOXでSTO(セキュリティトークンオファリング)を行う仲介役として機能する予定。
iSTOXは日本の東海東京とタイの投資銀行からの融資を受けており、今後はアジア地域全体でのデジタル証券取引所となることを目標としている。
日本はデジタル証券に注目した動きを活発化させており、野村HDは合弁会社を設立、MUFGはセキュリティトークンに関するコンソーシアムを組成を発表したばかりである。

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