1. TOP>
  2. ブロックチェーン>
  3. STO>
  4. STOニュース
  5. 日本のMUFGがセキュリティトークンに関するコンソーシアムを結成:米国Securitize社も参加

日本のMUFGがセキュリティトークンに関するコンソーシアムを結成:米国Securitize社も参加

  • feedy

日本最大規模のフィナンシャルグループであり、世界で5番目に資産の大きい銀行である三菱UFJフィナンシャルグループは、セキュリティトークンに関するコンソーシアムを結成。Securitize社を含む、22社がメンバーとして参画すると発表した。

このコンソーシアムにはNTTDocomo、KDDI、といった大企業に加えて、セキュリティトークンの発行体、ブローカーディーラーなども参加している。

デジタル証券の発行と管理を行うセキュリタイズ社は、このコンソーシアムの中で唯一のセキュリティトークン発行企業である。

このコンソーシアムは、ブロックチェーン技術を使用して金融取引サービスを開発、提供する方法を追求しており、証券と資金の自動決済に重点を置いている。

「Progmat」と呼ばれる専用のセキュリティトークンブロックチェーンを開発して、取引相手のリスクを最小限に抑えるための機能を含む、証券化された資産を管理するためのプラットフォームを提供する予定。

研究の一環として、コンソーシアムは、セキュリティトークンを管理するためのインフラストラクチャおよび組織構造に関する日本の特許も申請すると言う。

このコンソーシアムは、日本の規制当局が既存の資金決済法および金融商品取引法が改正されたことを受けて結成された。 今年の3月に、日本の国会は、セキュリティトークンを流動性のある証券と定義する新しい法案を可決している。

今回、コンソーシアムに参加した米国のSecuritize社は日本での活動に積極的であり、今年の6月に日本セキュリティトークン協会と提携し、9月には三菱UFJ、野村HDが同社のシリーズAの資金調達に出資した。
また、今年の8月にはSEC(米国証券取引委員会)から証券の移転等に重要な役割を果たすトランスファーエージェントの資格も獲得しており、セキュリティトークンの領域で注目を集めている。



参照元:https://www.coindesk.com/leading-japanese-firms-partner-on-security-token-research

記事執筆:塚田愼一